カテゴリー : コラム
2010.04.07 カテゴリー:コラム
こんにちは。原デンタルオフィス六郷インプラントセンター院長の原です。
4月4日(日)の休診日を利用して佐賀医大名誉教授である香月武先生の勉強会に参加してきました。
香月武先生はベトナムやチュニジアなどで口唇裂、口蓋裂の無償治療を多く行ってこられた先生です。a
今回のセミナーでは経験豊富な香月先生より口腔外科手術の基本を更に深く学んできました。
一口に口腔外科手術といっても先生によってやり方が異なる部分があるため、勉強になる点がたくさんありました。
とりわけ今回のセミナーではコップを口に見立て、その中にネジで固定しているこんにゃくを切開・縫合する実習や豚顎骨を使用しての縫合実習、拡大模型を使用した縫合解説など実践的な内容が多い点が非常に満足できる内容になっていました。
その他の講習内容も・小帯のZ形成術と結節縫合・遊離粘膜の採取・台形状の粘膜骨膜弁の切開と剥離・減張切開・オトガイ孔の露出と血管神経束の確認・下顎骨からの移植骨採取といったように内容も充実しており、大学病院の口腔外科の技術を学べる有意義な勉強会でした。
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2010.03.31 カテゴリー:コラム
こんにちは。原デンタルオフィス六郷インプラントセンター院長の原です。
3月28日日曜日に休診日を利用して歯牙(しが)移植の勉強会に参加してきました。
八千代市・藤本歯科医院の藤本先生が主催された勉強会です。
歯牙移植とは親知らずを抜いて、歯の無い所へその歯根を移植する手術です。
抜いた親知らずは大きいため、分割したり加工して移植を行います。
治療の流れは…
親知らずを抜歯する
↓ 抜いた親知らずの神経の治療をして、骨を削って入れる
↓ 二か月くらいで骨と移植した歯根がくっつく
↓ コア(土台)を神経治療したあとへ入れる
↓ かぶせ物をする
チタン製のインプラントは骨との親和性が高いことを利用して、オッセオインテグレーション(骨結合)を起こしますが 歯牙移植の場合自分の歯を使用するためチタンよりも高い親和性があり、拒否反応が出ることがありません。
そのため、アレルギーなどの心配がなく治療できます。
ただし歯牙移植を適用できるケースは限られており、親知らずが歯周病でなく、また移植をする側も歯周病でない健全な状態である場合に限られます。また移植した歯は必ずしも長持ちするとは限りません。
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2010.02.10 カテゴリー:コラム
こんにちは。
原デンタルオフィス六郷インプラントセンター院長の原です。
2月7日(日)にサイナスリフトの講習会に行ってきました。
サイナスリフトとは、鼻の穴の横にある副鼻腔という空洞の中に骨を造る手術のことです。
上顎の奥歯でインプラントをする為の骨の量が足りない時に行う手術です。
写真はサイナスリフトの権威である堀部先生です。
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他にもインプラントの技術や種類は数えられないほどあるので、休日はほとんど講習会や勉強会、学会などに参加しています。
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2010.01.27 カテゴリー:コラム
妊娠中は歯肉炎や虫歯を増やしてしまうケースが多くあります。
原因としては…
・ホルモンのバランスが崩れるため歯肉の抵抗力が弱まっている
・ブラッシングで吐き気を催してしまう妊婦さんの場合、ブラッシングの回数が減ったり時間が短くなり
自動的にブラッシングがおろそかになる
・食べる回数が増えて食間の時間が短くなり、口の中が酸性状態になってしまう
子供を産んで育児に入ると赤ちゃんにかかりきりでなかなか歯医者に通うことも難しくなりますよね。
虫歯や歯肉炎・歯周炎にならないためにも、妊娠中は普段以上に口の中を清潔に保つことを意識しましょう。
ケースによってはこんな工夫が効果的です
・食べたらあとにはこまめにうがいをする
・デンタルリンスなどを使用して頻繁にうがいを行う(水でもかまいません)
・歯磨き粉のにおいがダメな方は種類を変えてみる、もしくは何も付けずにブラッシングする
・歯ブラシのヘッドはなるべく小さいものにする
また、うがいすらできない、水を吐き出す行為が辛い、という方もいらっしゃいます。その場合は食事の最後に野菜を食べるだけでも効果があります。
当院ではブラッシング指導などの虫歯・歯周病予防やデンタルリンスの紹介なども行っておりますのでお気軽にご相談ください。
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2010.01.08 カテゴリー:コラム
『オッセオインテグレーション(osseointegration)』
耳慣れない言葉だと思いますが、インプラント治療において非常に重要な現象の名前です。
まず基本的なインプラント治療の仕組みは、歯茎の下の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を入れ、その上に人工の歯をかぶせるという方法で成り立っています。
これによって歯の無い場所にまるで人工歯を作ることが可能になるのですが、その基礎となるインプラントを、日々歯にかかる噛む力などの衝撃に耐えられるほど強く固定することができなければ自分の歯のような使用感を得ることはできません。
そこで要となるのがこの『オッセオインテグレーション』という現象です。
オッセオインテグレーションという言葉はラテン語で骨という意味を持つ『os』と英語で統合、統一を意味する『integration』を組み合わせた造語で、その意味の通り骨との結合現象のことを指します。
現在、骨と結合できる物質はチタン以外に確認されていないため、インプラント治療ではチタンおよびチタン合金製歯根型インプラントがほとんどです。
ちなみにこの現象はスウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルクという博士が1952年に偶然(・・)発見しました。
血液の研究を行っていた博士は、動物のすねに顕微鏡を付けてその血流を数か月観察した後固定していたチタン製のネジを外そうとしたところ骨とくっついて外せなくなってしまっておりこのことをオッセオインテグレーションと名付け、医学に利用できるように研究を行ったのです。
これによって現在のインプラント治療が確立していきました。
一般的にオッセオインテグレーションは施術後約3~4週で始まり、骨としっかり結合するには約3ヵ月ほどかかります。
この期間中は埋入箇所に力が加わらないようにするため、すぐにアバットメント(土台)やかぶせ物をせずに経過を見ます。
(前歯のように見た目に関わる箇所の治療など、場合によっては即時加重や、インプラントに負荷のかからないかぶせ物を装着することもあります)
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2009.08.31 カテゴリー:コラム
厚生労働省が2009年7月16日に公表した日本人の平均寿命は男性が79.29年、女性が86.05年で、いずれも過去最高となっています。
特に女性の平均寿命は世界一。
男性も世界4位とのことです。
そんな長寿国日本ですが、歯にも平均寿命があるということをご存知ですか。
歯の平均寿命は部位により異なりますが50~70年といわれており、特に奥歯の寿命は短いとされています。
また、性別によっても歯の平均寿命は異なります。
世界一の寿命を持つ日本の女性ですが、歯の寿命は男性が59.8年、女性が58.5年と、歯の寿命は女性の方が短いといわれています。
女性の平均寿命は男性よりも7年近く長いにも関わらず歯の平均寿命は1.3年短くなっています。
女性には女性ホルモンの分泌量の変化によって、歯周病で歯を失うリスクが高くなる時期(思春期・更年期などの身体の変化、月経や妊娠、老化など)があるからです。
大まかに計算しても、男性は平均20年、女性は平均28年もの間、歯がない状態で生活していかなければいけない可能性があります。
しかし、本来歯には寿命はなく、簡単に失ってしまうものではないのです。
歯の寿命が短いのではなく、日頃のケア不足が歯の寿命を作り出しているのです。
自分の歯を知ってください。
歯を気にかけ、正しい歯磨きや定期的なクリーニングや健診をすることをお勧めします。
当院では予防歯科にも力をいれております。
もし心配事やわからないことがございましたら、お気軽に当院にご連絡ください。
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2009.07.21 カテゴリー:コラム
「インプラントにイニシャルって入れられないかしら?」
インプラント相談の際にでた患者様からの要望でした。
“一生に一度の大切なたからもの”
インプラントにイニシャルをいれるなど初めて試みでしたが患者様の熱い思いに打たれ、アバットメントにイニシャルを彫刻することに致しました。
インプラントは、かぶせ物、アバットメント、インプラント体の3つの部位で構成されています。
イニシャルをいれたアバットメントは、インプラント体とかぶせ物を繋ぐ接続部で、表にみえることはありません。
しかし、一生を共に過ごすイニシャルの入った自分だけのインプラントに患者様はとても喜ばれていました。
原デンタルオフィスでは、インプラント相談を無料で行っております。
些細なこと…などと思わずに、どんなお悩み・ご要望も是非お聞かせください。
誠意をもってご対応させていただきます。
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2009.05.22 カテゴリー:コラム
ついに新型インフルエンザが関東に上陸してきました。
マスクの購入も難しい今日この頃・・・インフルエンザ・風邪の予防には、手洗い・うがいが効果的といわれています。
■効果的な手の洗い方
手のひら・手の甲・指先・指の間・手首 を各10~20秒もみ洗いすることで、除菌効果を得ることができます。
■効果的なうがいの仕方
1.ブクブク(1~2回)口に水を含み、正面をむいたまま「ブクブク」と口をゆすぎ、吐き出します。
これにより、口の中の食べかすや菌などを流すことができます。
2.ガラガラ(2~3回)口に水を含み、上をむいて口を開けたまま「ガラガラ」と喉をゆすぎ、吐き出します。
喉を潤し、ほこりや菌などを洗い流すことができます。
ブクブクの前にガラガラをやってしまうと、口にはいった雑菌を奥に送るお手伝いをすることになってしまうので、気をつけてくださいね。
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2009.05.15 カテゴリー:コラム
ゴールデンウィークが終わり、カレンダーを見ると、次の祝日は7月。
なんとなく気分が沈み五月病にかかる方もいらしゃるのではないでしょうか。
五月病をほおっておくとうつ病につながる場合もあります。
そこで、五月病対策のストレス発散法をご紹介したいと思います。
映画やドラマで感動して涙したときや悔しくて号泣した後など、すっきりとした気分になることはありませんか?
泣いてたくさんの涙を出すことでストレス物質(コルチゾール)を外に放出しているのです。
しかし、泣いてばかりで目が腫れてしまっては、仕事に支障をきたすこともあるでしょう。
実は、涙だけでなく唾液にもストレス物質(コルチゾール)が含まれており、やけ食いをすると気が晴れたりするのもストレス物質を放出した結果なのです。
食べ物が口に入ると、噛む運動とともに、唾液の分泌が始まります。
よく噛んだり、お話したり、マッサージをして唾液をたくさん出すことができます。
手軽にストレスを発散し五月病を乗り切りましょう。
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2009.05.08 カテゴリー:コラム
アポロ11号が月に降り立ったのと同じ年、地球ではインプラントが誕生しました。
失った歯を人工材料で補う試みは紀元2~3世紀の古代ローマ時代から行われていましたが、スウェーデンのブローネマルク(Branemark)らが、チタンと骨組織が積極的に結合することを発表し、骨結合型インプラント(オッセオインテグレーション・インプラント)が開発され、1969年から人間に本格的にインプラント治療が行われるようになりました。
当初、無歯顎患者を対象に2回法で行われたインプラント治療は、術後5~12年で上顎84%、下顎93%と高いインプラントの生存率を示したことから、これ以降、急速にインプラント治療が普及するようになり、その後さまざまな欠損形態に応用されはじめ、部分欠損症例はもとより、単独歯欠損にまで普及するようになりました。
デンタルインプラントは、現在実用に供されている人工臓器(心臓ペースメーカー、人工内耳等)の中では、最も完成度の高いものであると考えられています。
今日もデンタルインプラント技術は進歩し続けているのです。
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