生物はみな呼吸をします。
吸い込んだ酸素のうち約2%は、体内に侵入した病原体やウイルスを退治する働きがある活性酸素に変化します。
しかし、2%以上蓄積すると悪玉活性酸素となり、体中の各器官を強い酸化力で攻撃して、記憶力の低下・筋肉量が減少し脂肪がつきやすくなる・疲れやすい…等のさまざまな異常や病気を引き起こすといわれています。
近年、有酸素運動という言葉をよく耳にします。
体の機能を活性化し、リフレッシュ効果も高く、有酸素運動の理想は1日20分前後といわれています。
しかし、ここには大きなデメリットがあります。
長時間の有酸素運動では活性酸素を溜め込んでしまうのです。
酸素を多く取り込むことで、活性酸素もまた多く発生、蓄積します。
結果、老化が促進され、肌にシワやシミやが出やすいのです。
しっかりコントロールができなければ、みるみる人は酸化していき、老化のスイッチが入ってしまいます。
そこで最も有効となるのが、腹筋を使用した“腹式呼吸を伴う運動”です。
腹式呼吸を行うことで副交感神経が優位となりリラックス効果を生みます。
さらに、血圧が下がるとともに、横隔膜が上下に動くことで血圧循環がよくなりホルモン分泌が促され、自律神経が調整されるなど、抗酸化にも繋がるのです。
皆様お忙しい毎日とは存じますが、1日20分、体を動かして毎日をより健康に過ごしてみてはいかがでしょうか。