こんにちは。スタッフのAです。
夏を終えてこっち、コロナの感染者数がぐっと減りましたね。
うれしいことですが、急に落ち着きすぎてすこし戸惑いも感じます。
これが当たり前の状況に、できれば完全になくなって、マスクをする必要のない日が早く戻ってくることを願うばかりです。
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そんな状況もあり、先日上野恩賜公園内の上野の森美術館で開催されていた『蜷川実花展―虚構と現実の間に―』へ行ってきました。
コロナ禍になってからほぼ初めて都内へ出かけたような気がします。
対策もされている上、館内はマスクで会話なども少ないので安心して見ることが出来ました。
蜷川実花さんといえば!な極彩色の花々の写真や有名人のポートレートにも圧倒されました。
けれどそれ以上に、日常の風景を切り取った街の風景写真はどこか懐かしいような物悲しいような、自分の胸に刺さる感覚があり、じっと見入ってしまいました。
また、父親である演出家の蜷川幸雄さんとの最後の日々を綴ったコーナーも、回想と写真が展示されていて、短い映画を見ているような充足感でした。
時期も時期なので行くことを少し悩みましたが、期間中に見に行くことができてよかったです。