こんにちは。原デンタルオフィス六郷インプラントセンター院長の原です。
3月28日日曜日に休診日を利用して歯牙(しが)移植の勉強会に参加してきました。
八千代市・藤本歯科医院の藤本先生が主催された勉強会です。
歯牙移植とは親知らずを抜いて、歯の無い所へその歯根を移植する手術です。
抜いた親知らずは大きいため、分割したり加工して移植を行います。
治療の流れは…
親知らずを抜歯する
↓ 抜いた親知らずの神経の治療をして、骨を削って入れる
↓ 二か月くらいで骨と移植した歯根がくっつく
↓ コア(土台)を神経治療したあとへ入れる
↓ かぶせ物をする
チタン製のインプラントは骨との親和性が高いことを利用して、オッセオインテグレーション(骨結合)を起こしますが 歯牙移植の場合自分の歯を使用するためチタンよりも高い親和性があり、拒否反応が出ることがありません。
そのため、アレルギーなどの心配がなく治療できます。
ただし歯牙移植を適用できるケースは限られており、親知らずが歯周病でなく、また移植をする側も歯周病でない健全な状態である場合に限られます。また移植した歯は必ずしも長持ちするとは限りません。